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SONY SEL600F40GM Canon・Nikon 600㎜ 徹底比較!! [アルファレンズ]

さて、過日発表されたSONYさんのα用600㎜F4→ SEL600F40GMについて。
電気屋の仕事かっ!? と自分でも思いますが、2大巨頭のメーカーさんとガチンコ比較。

真剣に書きますのでね、よろしくお願いしますね。

ちなみにですが、呼び名ね。

200㎜F2.8 → にーにっぱ。
300㎜F2.8 → さんにっぱ。
400㎜F2.8 → よんにっぱ。

600㎜F4 → ろくよん!? なんかパッとしなくないですか? 末尾が「ぱ」だとおさまりが良いですよね?

私はカメラ屋時代はそのまんま「ろっぴゃくえふよん」て言ってましたかな。まぁそんなのは自由ですけどね。

SONYさんのそれ。
s-1.jpg

キヤノンさんのそれ。
c-1.jpg

ニコンさんのそれ。
n-1.jpg

おぉ、ガッツリ白黒ついてるじゃないですか。
デザインをどうこう言ってアレですが、見慣れているだけキヤノンさんのそれが一番あか抜けているようなw

この手の超望遠レンズはさかのぼっていくと圧倒的にニコンさんが強かった訳です。
超望遠というか、特に報道系はニコンさんが強かった訳ですよね。

そんな中、たとえばオリンピックであったりだとかでそういう超望遠レンズが居並ぶ中で、
キヤノンユーザーを増やそう、あの黒い大砲の中に白で目立たせる事でどんどん白レンズを増やそう、
そういう気概がキヤノンさんに有ったと思います。

現実に以前はキヤノンの大口径望遠レンズの事を「白レンズ」と呼んでいましたしね。
現在はニコンさんも一部「グレー」を使うし、我がSONYさんも「白」を使うし、
そう考えると「白レンズ」という物が望遠系高級レンズの代名詞になったのはキヤノンさんの功績かと。

私はキヤノンさんというメーカーを凄くリスペクトしておりますのでね。

池中玄太80キロというドラマが有ったのをご存じでしょうか、西田敏行さん主演、
新聞記者のカメラマン役でライフワークとして鶴の写真を撮っていたんですよね。
その挿入歌として杉田かおるさんが歌った「鳥の詩(とりのうた)」はヒットしましたよね。

で、池中玄太が使っていたのがキヤノン F-1(旧F-1)にモードラを付けて撮っていたのが
キヤノンFD500㎜F4.5(だったと思います、もしくはFD300㎜F2.8) 白レンズですよね。
 
良くは分りませんが、そういうコマーシャルも白レンズを普及させる事に大きく影響したと思います。


では早速。 下記の自家製エクセレントな表をご覧くださいませ。

hikaku.jpg
クリックすると拡大します。

やっぱりニコンさんのレンズは安いんですよねぇ。なんでなん? と言う位安いですよ。
マウントが小さいから!? そんな事はないですよね。 まぁそれが適正というお考えですからと言うしか。。

レンズ構成については我がSONYさんが圧倒的に枚数が多いですね。

これはどうなんでしょうかね?レンズの根元にきての凹凸の張り合せが凄いんですけども。

寸法を見ていただくとわかるのですが、結局600㎜という焦点距離では全長は440㎜程になる訳です。
そうすると考えらるのはやはりフランジバックの関係という事になるでしょうかね。

フランジバックと言うのはカメラ本体のマウント部からフィルム面(センサー面)までの距離を言います。
一眼レフに比べてミラーレスの場合はその距離が短い訳ですね。もっと詳しくと言う方はグーグル先生へ。


逆にレンズ設計に詳しい方、コメントで教えていただきたいですよ。

開放F値はもちろんF4.0 最少絞りはキヤノンさんだけF32まで。SONYさんとニコンさんはF22。
これについてはあんまり大きな問題じゃない様に思います。

絞り羽根はSONYさんのみ11枚、キヤノンさん・ニコンさんは9枚。
これについてはやはりSONYさんのそれを評価したいですね。

絞り羽根は基本的に枚数が多い方がボケはキレイになる訳ですが、
枚数が多いという事はそれだけ絞りの開閉が構造上大変な訳ですよね。
他のレンズもそうですがSONYさんは11枚絞り羽根にこだわっておりますのでね。

この600㎜F4もそこは手抜きできなかったという事でしょう。

最短撮影距離についてはキヤノンさんのそれが優秀ですね。SONYさんより30㎝近接が効く。

ちなみに、焦点距離600㎜ 絞りF4.0 撮影距離 4mとした場合の被写界深度は約1センチです。
それを手持ちで撮影できたら神です。微動だになってはいけません。

自重については3㎏ちょっと。ニコンさんのそれが少し重いようですが、
この辺のレンズになってしまうとその差はご愛嬌でよろしいのではないでしょうか。

ただし、これにボディの重さが乗っかってくると話は別ですね。SONYさんが軽いと言えます。
とはいえ、まぁ600㎜F4を手持ちでという猛者もそうそういないと思います。

逆に手持ちでヤルならボディが重い方がバランスは良いですわね。

実際の描写についてはね、なんとも撮り比べてみない事には分りません。
まぁここまでのレンズなら写りがわるいという事はないですわね。

しかし、世の中にはレンズの性能をチャート化する「MTF」という物が存在します。
(MTF:Modulation Transfer Function)
で、3社のそれがどんな感じなのかという事を見てみると。

SONYさんのそれ。
s-2.jpg

キヤノンさんのそれ。
c-2.jpg

ニコンさんのそれ。
n-2.jpg

まじか!?というくらい、SONYさんのそれは表の上 ベタベタ。 まるで貼りついちゃってます。

MTFはあくまで一つの指標です。 ボケや色のにじみなどはMTFだけでは評価しきれません。
いかにレンズを通ってきた映像が忠実に表現できるかという評価をする為の物です。

各社ともに蛍石や低分散ガラスなどをどう組み合わせるか、プラスマイナス
試行錯誤しているのがご理解できると思います。 面白いですねこういう思想っていうかなんて言うか。

後はAF速度ですね。 これについては実際何とも言えません。
各社ともに相当高速だと思いますし、100m走の競技ではありませんのでね。

でもそこはやはり後発メーカー。

十分に先達の実力は計っての発表発売と思います。

64.jpg

受注生産により、7月下旬から順次出荷予定のSONY SEL600F40GM

来週の2019年6月18日(火) 10時より予約販売開始予定です。

出たら買うという方は必ずいらっしゃると思います。

現在でも先発で発売されたSEL400F28GMはかなりの納期と聞いています。

お気持ちが固まっている方はぜひご決断を頂ければと思います。

間違いの無い、撮影者の震えるような感動や興奮を写しこめるレンズです。


それと全く関係ないのですが、

〇キヤノン  × キャノン
〇富士フイルム  ×富士フィルム  です。 

電気屋の書く日記じゃないね。。


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